社会人ブロガーりゅうです(`・ω・´)シャキーン
ハムやソーセージを購入したときに裏面を見ることってありませんか?
なんとなく見たら、 「加熱食肉製品」とか「非加熱食肉製品」て書いてあるんですけど 、これって何だろうて思いますよね。
非加熱食肉と書いてあるけど、そのままでも食べられるの?
これは「生ハム」等が該当していて、
結論から言うとそのまま食べれます!
ただし賞味期限は考慮し自己責任で食べて下さい。
なんでそのまま食べられると言えるのか?
今回は知識として迷わないためにも、「加熱食肉製品」や「非加熱食肉製品」について、そこから他の紛らわしい用語についても解説していきます。
「加熱食肉製品」「非加熱食肉製品」 とは?定義について説明します!
まずは本題の「加熱食肉製品」と「非加熱食肉製品」 の違いについてです。
「加熱食肉製品」の定義とは?
普段僕らが食べるハムやソーセージは、豚肉を成型してから食塩、香辛料、発色剤等を漬け込んで(塩せきといいます)、そして熟成させています。
その後ケーシング(動物の腸などを使った袋のようなものに詰め込む)してから燻煙し、ここでの中心温度を63度で30分以上、または同等以上で加熱・殺菌した製品を「加熱食肉製品」と呼びます。
ハムやソーセージなどの食肉加工品は安心してお召し上がりいただくために、食品衛生法で加熱方法や製造方法が決められています。一般的なハムは中心温度が63度で30分以上または同等以上で加熱・殺菌しますので、「加熱食肉製品」と呼び、一方、生ハムは加熱・殺菌しないので「非加熱食肉製品」と呼ばれています。
引用:伊藤ハムHP ハム&ソーセージおもしろ百科
「非加熱食肉製品」の定義とは?
そして、上記していますが 20度以下の低温でくん煙し、時間かけて徐々に熟成・乾燥させて作ったものを「非加熱食肉製品」と言います。
そして「非加熱食肉製品」は微生物の増殖を抑えるため、一般的なハムに比べて水分含量が低く抑えられ塩分含量が高くなっています。
生ハムが普通のハムより歯ごたえがあり、塩味を感じるのはこの製法があるからなんですね。
再度冒頭でもありましたが、この 「非加熱食肉製品」 は生で食べれますかと問い合わせが多いです。そして「生ハム」なんかがこれに該当します。
生ハムは温めて食べますか?いや、生で食べますよね。
賞味期限等は考慮して期限内に食べてしまいましょう。
「乾燥食肉製品」はどうなのか?
補足ですが、ジャーキー等は「乾燥食肉製品」に分類されます。これもそのまま食べられますね。
比較的想像しやすいかと思います。
ローストビーフ製品に 「特定加熱食肉製品」 と書いてあったのだが・・・そのまま食べれる?
先に申し上げておくと、市販「特定加熱食肉製品」記載のローストビーフはそのまま食べれます。
先述しましたが、通常のハム製品は「加熱食肉製品」に該当し、生ハム等は「非加熱食肉製品」に該当します。
あれ?「加熱食肉製品」と「特定加熱食肉製品」の違いはどうなるの?
という事で下記に「特定加熱食肉製品」の基準と「加熱食肉製品」の「特定加熱食肉製品」の比較を載せています。
ローストビーフに製品記載されている「特定加熱食肉製品」はどんな基準?
「特定加熱食肉製品」は、原料肉が「肉塊」でなければならないとのこと・・・
製造基準では、特定加熱食肉製品に使用する原料肉を「肉塊」でなければならないとしており、加熱食肉製品には定めがありません。 肉塊は、規格基準で「食肉の単一の塊」と定義されています。
引用: 公益財団法人 食の安全・安心財団
また原料肉の解凍中の温度や整形時の温度管理、心部加熱殺菌時の温度の調整等、簡単に調理できる食品ではない・・・との事で記載されています。
分かりにくいですが、原料内部が病原微生物により汚染されないようにするための基準となります。(ちなみに加熱殺菌温度と時間の基準(中心部60℃の場合は12分以上必要等あります。)
「加熱食肉製品」と「特定加熱食肉製品」は何が違うのか?
「特定加熱食肉製品」はローストビーフ等が該当して、加熱殺菌の温度と時間の基準(中心部60℃の場合は12分以上必要等)が必要です。
「加熱食肉製品」はハム・ソーセージが該当して、単一部位の肉塊ではなく、ミンチ材が使用されるのと、基準の中心温度が63度で30分以上または同等以上で加熱・殺菌が必要となります。
基準値を比較すると「特定加熱食肉製品」より「加熱食肉製品」の方が安全性の担保がとれていると言えますね。
また「特定加熱食肉製品」の基準を満たせないものでユッケ等の「生食用食肉」扱いの物もあります。一時食中毒問題も指摘されていました。この表示がされているものは、食べる際に特に注意してください。
他にも「加熱食肉製品」や「加熱後包装」等の表示も紛らわしいのだが・・・
上記してきた「加熱食肉製品」は原料肉を加熱してつくったと言う意味で、その製造方法や加熱方法については食品衛生法に定められています。
また他にも、商品裏面記載の「加熱後包装」は加熱したものを包装していますよという意味で、「包装後加熱」は包装した状態で加熱したという意味になります。
これらも表示上そのまま食べられるようになっています。
気になるようならレンジ等で温めて温度調節してしまいましょう。
まとめ
言葉の羅列ばっかですいません。
今回は「加熱食肉製品」、「非加熱食肉製品」、「乾燥食肉製品」「生食用食肉」、「特定加熱食肉製品」、「加熱食肉製品」、「加熱後包装」、 「包装後加熱」とまとめてみました。
似たような名前なのが出てきて頭がこんがらがりそうですが・・・
賞味期限、消費期限を確認し、ご参考いただけたらと思います。
特に夏季は室温や保存状況により食品の傷みが想像以上に早くなります。賞味期限過ぎてるけど使えるか?と迷われてる時点で、破棄することをお勧めします。
ご指摘があればご連絡いただけたらありがたいです。
それではまたー(@^^)/~~~
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